[ 編集部ブログ Vol.1 ]
これであなたもウイスキー通!ちょっぴりオトナな工場見学
どこの飲食店に行っても見かけないことは無いハイボール。
10年ほど前から一気に空前のハイボールブームが到来しました。
ハイボールはもともとスコットランドで生まれた飲み方と言われているようですが、実はここまで飲み方として定着しているのは日本だけなんだそう。
今回のコラムでは、ハイボールでもお馴染みの「ウイスキー」について、その原点や楽しみ方、製造工程が間近で見られる工場見学施設まで、たっぷりと紹介していきます。
ウイスキーは「飲む香水」と呼ばれるほど香りに特化したお酒
ウイスキーは「飲む香水」と呼ばれるほど、奥深い香りを楽しむ飲み物です。
ウイスキーの香りを形成するのは、原料や樽などの製造過程で生まれる要素だけではなく、蒸溜所がある土地の気候や風土も大きく影響します。
様々な要素で形成される複雑で豊かなウイスキーの香りを、それぞれの個性を感じながら楽しんでみるのもいいものです。
現在のウイスキーができたのは○○のおかげ?
諸説ありますが、ウイスキーの誕生は14世紀頃のことだそうで、約700~800年の歴史があります。
しかし、当初のウイスキーは蒸溜した後に熟成をさせていなかったため、水のような無色透明のお酒だったそうです。
では、現在の琥珀色のウイスキーになったのはいつ頃かというと、長い歴史から考えると実は結構最近のことで、200~300年前からなんだそうです。
では、なぜ無色透明だったウイスキーが、樽に入れられて熟成されるようになったのか。
それは、スコットランドでのこと。ウイスキーの製造業者は高額な酒税をかけらており、たくさんの税金を払わされていました。
それを回避するために、ウイスキーを樽に詰め、人里離れた山奥に隠していたそうです。
そして当時はそれを運び出すことに時間が掛かったことから、樽の中で熟成されたウイスキーは、綺麗な琥珀色となり、芳醇な味わいのお酒となったのです。
高い酒税が掛けられていなければ、今わたしたちが口にしているウイスキーは誕生していなかったのかもしれませんね。
ウイスキー好きにはたまらない、蒸留所の工場見学
ここまで、ウイスキーの原点や楽しみ方をお伝えしてきましたが、国内の蒸留所でウイスキーの製造工程が見られるところがいくつかあります。
蒸留所では、製造工程が学べるのはもちろんのことですが、マニアが喜ぶような細かい情報や思わず人に言いたくなる豆知識なども聞くことが出来ます。
さらには、レアなウイスキーを無料で飲むことが出来たり、施設内のショップで限定物を購入することが出来たりと、まさにウイスキー通になれると言っても過言では無い体験ができますので、ご旅行と兼ねて、日本国内の様々な蒸留所を巡ってみては如何でしょうか?